お疲れ様です!高速で超軽量Dockerコンテナ用OSの RancherOS を VMware の仮想環境でインストールしてみます。

準備

RancherOS ダウンロード

下記サイトからISOイメージをダウンロードします。(投稿時:v1.1.0)

Releases · rancher/os

VMware 仮想マシン作成

新しい仮想マシンを作成します。

ダウンロードした ISO ファイルを指定します。

その他の 64bit Linux を指定します。



デフォルトだと非力なのでカスタマイズします。

インストール

作成した仮想マシンを実行します。
しばらく待つと rancher ユーザーのログイン状態でとまります。VMware で起動したときは open-vm-tools のインストールが最後に走るのでコンソール状態が少し壊れた状態になるかもしれません。その時は Enter キーを押下します。

cloud-config ファイルの作成

インストールに使う cloud-config ファイルを作成します。
ここではネットワーク設定(IPアドレス、DNS)、open-vm-tools の使用設定だけとしました。インタフェース、IPアドレスは各自の環境に合わせてください。

vi cloud-config
i    ← vi コマンド
#cloud-config
rancher:
  network:
    dns:
      nameservers:
      - 192.168.10.1
    interfaces:
      eth0:
        address: 192.168.10.220/24
        dhcp: false
        gateway: 192.168.10.1
        mtu: 1500
  service_include:
    open-vm-tools: true
esc  ← Esc キー
:wq  ← vi コマンド

作成した cloud-config ファイルと rancher ユーザーのパスワードを指定してインストールします。

sudo ros install -c cloud-config -d /dev/sda -a rancher.password=rancher -f

インストールが完了すると自動で再起動します。

rancher を使ってみる

Windows から SSH 接続

このままだとコマンドのコピペが出来ないので SSH 接続します。
ホスト側(Windows)で SSH コマンドを実行します。私の環境では既に「Git for Windows」がインストールしてあるのでそれを使います。SSH が使えない状態のときは「Releases · PowerShell/Win32-OpenSSH」からダウンロードできます。

Windows キーを押下して「git b」と入力して Enter キーを押下して「Git Bash」を実行します。
コマンドプロンプトで下記のコマンドを実行します。

ssh 192.168.10.220 -l rancher

yes を入力して Enter キーを押下します。

The authenticity of host '192.168.10.220 (192.168.10.220)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:jrYP/c0r+vhPfJdOnZsez4J6A+djBEaMe0ffyh6ax+4.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes

パスワードを入力して Enter キーを押下します。

Warning: Permanently added '192.168.10.220' (ECDSA) to the list of known hosts.
[email protected]'s password: rancher
[rancher@rancher ~]$

rancher/server の起動

下記のコマンドを実行して rancher/server を起動します。

sudo docker run -d --restart=always -p 8080:8080 rancher/server

しばらくしたらブラウザで RancherOS のホスト名またはIPアドレスのポート 8080 でアクセスします。

日本語にしておきます。

アクセスコントロールの設定

デフォルトだと誰でもアクセスできてしまうので良くないですよと注意されているのでアクセス制限します。
「管理者」-「アクセスコントロール」を選択します。

ここではローカル認証にしてユーザーを作ります。
管理者ユーザー情報入力して「ローカル認証を有効化」をクリックします。

作成が終わるとログイン状態となります。

ホストの追加

Docker をインストールした Linux ホストを別で作ってそれを追加するようなのですが、ここでは自分自身を追加しちゃいます。

ヘッダーメニュー下のメッセージにある「ホストを追加」リンクをクリックします。

ホストのURLを指定します。今回はデフォルトのまま「保存」をクリックします。

表示されたコマンドを Windows の Git Bash コマンドプロンプトにコピペで実行します。

しばらくすると「インフラストラクチャー」-「ホスト」に追加したホストが表示されます。

これでアプリケーションを展開する準備ができました。
カタログから追加したりスタックからカスタマイズして追加ができます。

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