ソースのバージョン管理は Microsoft 系言語のときは、Visual Source Safe を使ってますが、その他の言語には Subversion を使ってます。
バグトラッキングシステムでバグ管理するときも Subversion と連動するソフトが多いし Eclipse を使って開発するときにも扱いやすいからです。
サイト:http://subversion.tigris.org/
ダウンロード:http://subversion.tigris.org/servlets/ProjectDocumentList?folderID=8100&expandFolder=8100&folderID=91
インストール
ダウンロードサイトから最新バージョン(投稿時:svn-win32-1.6.1.zip)を取得します。
ダウンロードしたファイルを解凍しますが、ここでは C:\xampp とします。
解凍後は C:\xampp\svn-win32-1.6.1 とバージョン番号が入るので不要なら C:\xampp\svn と変更する。
システム環境変数の設定
Subversion をコマンドラインでも使えるようにするため、環境変数を設定します。
- マイコンピュータを右クリックしてプロパティを表示します。
- Vista なら左側のタスクにある「システムの詳細設定」をクリックする。
XP ならシステムプロパティ画面の詳細設定タブを選択する。 - 環境変数ボタンをクリックして表示された画面の「システム環境変数」のリストから「Path」をダブルクリックし、
「変数値」の最後へ「;C:\xampp\svn\bin」を追加する。
下記コマンドにて設定の確認をします。
C:\>svnadmin --version
svnadmin, バージョン 1.6.1 (r37116)
コンパイル日時: Apr 10 2009, 19:06:38
Copyright (C) 2000-2009 CollabNet.
Subversion is open source software, see http://subversion.tigris.org/
This product includes software developed by CollabNet (http://www.Collab.Net/).
以下のリポジトリバックエンド (FS) モジュールが利用できます:
* fs_base : Berkeley DB リポジトリを扱うためのモジュール。
* fs_fs : プレインファイル (FSFS) リポジトリを扱うためのモジュール。
リポジトリ作成
Subversion でソース管理するために、ソースを保存するためのリポジトリ(ソース保管場所)を作成します。
- リポジトリを外部へ公開するためのフォルダを作成します。
C:\>mkdir C:\development\svnrepos
- 下記コマンドにてリポジトリが作成します。
C:\>svnadmin create C:\development\svnrepos\study
※コマンドプロンプトにて作業しています。
※ここでは C:\development\svnrepos\study へ作成しましたが、環境に合わせて作成してください。
Apache との連動
作成したリポジトリを Apache 経由で公開するように設定します。
このときリポジトリへのアクセス権限は basic認証か Windows ドメイン認証するように設定できますが、
ここでは Windows ドメイン認証するようにします。
ダウンロード:http://sourceforge.net/projects/mod-auth-sspi/
- C:\xampp\svn\bin 配下の「mod_dav_svn.so」と「mod_authz_svn.so」を C:\xampp\apache\modules へコピーする。
- ダウンロードサイトから最新バージョン(投稿時:mod_auth_sspi-1.0.4-2.2.2.zip)を取得する。
- ダウンロードしたファイルを解凍し「bin\mod_auth_sspi.so」を、C:\xampp\apache\modules へコピーする。
- xampp の 「apache」→「conf」ディレクトリ内にある「httpd.conf」ファイルをテキストエディタで開いて下記を編集する。
- 下記の2行を有効(先頭の「#」が無い状態)にする。
LoadModule dav_module modules/mod_dav.so LoadModule dav_fs_module modules/mod_dav_fs.so
- 下記の2行を有効(先頭の「#」が無い状態)にする。
LoadModule dav_svn_module modules/mod_dav_svn.so LoadModule authz_svn_module modules/mod_authz_svn.so
- 「mod_auth.so」で検索し、該当行の上へ下記内容を追加する。
LoadModule sspi_auth_module modules/mod_auth_sspi.so
- ファイルの最後へ書きを追加する。
※<domaincontroller> は、各自のドメイン名にする。<Location /svn> DAV svn SVNParentPath C:/development/svnrepos AuthzSVNAccessFile C:/development/svnaccessfile AuthName "Subversion repositories" AuthType SSPI SSPIAuth On SSPIAuthoritative On SSPIDomain <domaincontroller> SSPIOmitDomain on SSPIUsernameCase lower SSPIPerRequestAuth on SSPIOfferBasic On Require valid-user </Location>
- 下記の2行を有効(先頭の「#」が無い状態)にする。
- AuthzSVNAccessFile で指定したファイル名「C:/development/svnaccessfile」を下記内容で作成する。
[/] my_login_user = rw
※my_login_user は自分のユーザー名に変更してください。
- Apache を再起動する。
- ブラウザで http://localhost:8080/svn/study/ へアクセスし、下記のように表示されれば完了です。
study - Revision 0: / -------------------------------------------------------------------------------- Powered by Subversion version 1.6.1 (r37116).