お疲れ様です!設計書やらなんやらの資料は共有フォルダやバージョン管理システム、Redmine で保管してますが、コンテンツ管理としてちゃんと保管した方がいい気がしてきたのでエンタープライズコンテンツ管理(ECM)機能を備えている Alfresco Content Services のフリー版を使ってみます。
目次
準備
ImageMagic の取得
ImageMagick は Alfresco に同梱されていますが、それだとユーザーアイコンを変更しても表示されません。なので新しいのを使います。 (投稿時:ImageMagick-7.0.8-15-Q16-x64-dll.exe)
Alfresco Community を取得
インストーラーは本家サイトと Bitnami から取得できますが今回はMySQLにしたかったのでBitnamiにしました。
Bitnami から
実行時の構成に違いがあるので好みの方を選べばいいと思います。
このインストーラーだと Apache + Tomcat + MySQL となります。
その他、プレビュー方法の違い、Alfresco Office Services (AOS) が無い等、違いがあるようですがまだ調べきれていません、すみません><。
ちなみに本家サイトから
氏名、メアド、国を入力するとメールが来るので記載のダウンロードサイトから取得します。
最新(6.0)ではインストーラーが無くなり、自分であれこれ設定が必要になってました。手間なのでインストーラーがあるひとつ前のバージョンがよさげです。(投稿時 5.2 )
全部盛りやカスタムでポート番号等の変更をするならこちらのインストーラーを使った方がいいです。
このインストーラーだと Tomcat + PostgreSQL となります。
Alfresco Office Services (AOS) を取得
Alfresco Community Edition – Browse /Alfresco 201707 Community at SourceForge.net
Bitnami版には AOS がついていないのでインストールするために取得しておきます。上記サイトから alfresco-aos-module-1.1.6.zip をダウンロードします。
インストール
Alfresco Community
どちらのインストーラーを使ったとしてもそんなに難しいことはないです。
ここではBitnami版を使います。
とりあえず全部盛りにします。
インストール先を指定します。
管理者ユーザーのパスワードを指定します。
ここでは通知は使わないので未チェックで。
クラウドでは実行しないので未チェックで。
インストール開始します。
設定をするので実行しません。未チェックで。
インストール後には起動している alfrescoTomcat サービスを停止しておきます。
ImageMagic
追加でインストールするタスクを選ぶ画面で「Install legacy utlities (e.g. convert)」を✔します。
Alfresco Office Services (AOS)
使わないなら入れる必要はありませんがBitnami版には入っていませんのでここを参考にインストールしておきます。
Install Alfresco Office Services (AOS) support
- alfresco-aos-module-1.1.6.zip を展開します。
- alfresco-aos-module-1.1.6.amp だけを 「C:\Alfresco-201707-9\apps\alfresco\amps」へ移動します。
- 「C:\Alfresco-201707-9\apps\alfresco\apply_amps.bat」を実行しますが、そのままだとパス情報が間違えているので正常にインストールできません。下記の内容に変更してから実行します。
@echo off
rem -------
rem Script for apply AMPs to installed WAR
rem -------
set ALF_AMP_PARAMS=
set ALF_AMP_NOWAIT=
:ParamsLoop
if "%~1"=="" goto ParamsLoopContinue
if "%~1"=="nowait" shift & set ALF_AMP_NOWAIT=yes& goto ParamsLoop
set ALF_AMP_PARAMS=%ALF_AMP_PARAMS% %1
shift
goto :ParamsLoop
:ParamsLoopContinue
for /D %%D IN (%~dp0..\) do set ALF_HOME=%%~dpD
set CATALINA_HOME=%ALF_HOME%..\apache-tomcat
if exist "%CATALINA_HOME%\bin\setenv.bat" call "%CATALINA_HOME%\bin\setenv.bat"
:start
echo This script will apply all the AMPs in %ALF_HOME%alfresco\amps to the alfresco.war and share.war files in %CATALINA_HOME%\webapps
if "%ALF_AMP_NOWAIT%" == "yes" goto nowait1
echo Press control-c to stop this script . . .
pause
:nowait1
"%JAVA_HOME%\bin\java" -jar "%ALF_HOME%alfresco\alfresco-mmt.jar" install "%ALF_HOME%alfresco\amps" "%CATALINA_HOME%\webapps\alfresco.war" -directory%ALF_AMP_PARAMS%
"%JAVA_HOME%\bin\java" -jar "%ALF_HOME%alfresco\alfresco-mmt.jar" list "%CATALINA_HOME%\webapps\alfresco.war"
"%JAVA_HOME%\bin\java" -jar "%ALF_HOME%alfresco\alfresco-mmt.jar" install "%ALF_HOME%alfresco\amps_share" "%CATALINA_HOME%\webapps\share.war" -directory%ALF_AMP_PARAMS%
"%JAVA_HOME%\bin\java" -jar "%ALF_HOME%alfresco\alfresco-mmt.jar" list "%CATALINA_HOME%\webapps\share.war"
echo .
echo About to clean out tomcat/webapps/alfresco directory and temporary files...
if "%ALF_AMP_NOWAIT%" == "yes" goto nowait2
pause
:nowait2
set ALF_AMP_PARAMS=
set ALF_AMP_NOWAIT=
rmdir /S /Q "%CATALINA_HOME%\webapps\alfresco"
rmdir /S /Q "%CATALINA_HOME%\webapps\share"
call "%ALF_HOME%alfresco\clean_tomcat.bat"
実行するときは、スタートメニューから「Use Bitnami Alfresco Community Stack」を起動してコマンドを実行します。
C:\Alfresco-201707-9> apps\alfresco\apply_amps.bat
設定
設定ファイルの修正
Alfresco の設定ファイルを修正します。
「C:\Alfresco-201707-9\apache-tomcat\shared\classes\alfresco-global.properties」
ImageMagic
上でインストールした ImageMagic のインストール先を指定します。
img.root=C:\\Alfresco-201707-9\\imagemagick
↓
img.root=C:\\Program Files\\ImageMagick-7.0.8-Q16
FTP と CIFS を停止
FTP と CIFS (ファイル共有)は使わないので停止しておきます。
使うようならスキップしてください。
下記を追記又は false に修正
ftp.enabled=false
cifs.enabled=false
起動
「Bitnami Alfresco Community Stack Manager Tool」で alfrescoTomcat サービスを起動します。
ログイン
ブラウザで「http://servername/」にアクセスします。
Access Bitnami Alfresco Community Stack リンクを開きログインします。
ユーザー管理
Community エディションのデフォルトは Alfresco 内でユーザーを管理します。
サイト作成
コンテンツはサイト単位で保管します。
実際に運用するときは、「サイト=プロジェクト」て感じでしょうか。
「サイト」メニューの「サイトの作成」を実行します。
サイトダッシュボード
文書ライブラリ
サイトのメンバー
サイトのカスタマイズ