お疲れ様です!仮想環境が欲しくて ESXi サーバーを立てようと思ったのですが ESXi がよくわかっていないのでちゃんと構築する前にVMwareの仮想上にESXiをインストールしてみました。
目次
準備
VMware vSphere Hypervisor の取得
VMware vSphere Hypervisor をダウンロードするにはユーザー登録をし、ライセンスを取得する必要があります。
VMware vSphere Hypervisor の無償ダウンロード
投稿時:6.7.0
インストール
本番環境はよごしたくないのでここでは VMware Player を使って仮想にインストールしてみます。
新規仮想マシンの作成
構成としては、ハードディスク1は ESXi のインストール先とし本番ではUSBメモリにインストールする予定なので16GBとし、ハードディスク2は仮想マシンのインストール先として使います。CD/DVDにはダウンロードしたISOファイルを指定しておきます。
VMware vSphere Hypervisor のインストール
仮想マシンを再生してインストールを開始します。
Enter キー押下で次へ進みます。
ライセンスを確認して F11 キー押下で次へ進みます。
ESXi のインストール先を選択して Enter キー押下で次へ進みます。
キーボードの言語を選択して Enter キー押下で次へ進みます。
管理者 root のパスワードを設定して Enter キー押下で次へ進みます。
インストール確認をして F11 キー押下で次へ進みます。
インストール完了するまで待ちます。
インストールが完了したらCD/DVDの接続解除をして Enter キー押下でリブートします。
再起動後の画面には VMware Host Client の接続用URLが表示されます。
設定
ブラウザで起動画面のURLへアクセスします。
ログイン
root でログインします。
テスト環境だし品質向上のため改善プログラムに参加でOKボタンをクリックします。
ライセンス設定
そのままだと評価版なので60日の有効期限があります。
「ナビゲータ」の「ホスト」-「管理」の「ライセンス」-「ライセンスの割り当て」でライセンスを設定します。
ダウンロード時のページに表示されるライセンスを設定し「ライセンスの確認」をクリックします。
「ライセンスの割り当て」をクリックして完了です。
ネットワークの設定
ホスト名やドメイン名を設定します。
「ナビゲータ」の「ネットワーク」の「TCP/IPスタック」を開き、「デフォルトのTCP/IPスタック」リンクをクリックします。
「設定の編集」をクリックします。
「この TCP/IP スタックを手動で設定」を選択し、変更箇所を入力し「保存」をクリックします。
証明書のインポート
インストール時に作成されたSSL証明書だとブラウザでエラーとなってしまうので自己認証局の自己証明書に置き換えます。ここでは証明書をXCAで管理している前提とします。
XCAの詳細は「自己認証局(CA)と自己証明書(SSL)を Windows 版の XCA で管理してみる」を参照してください。
ESXi
「ナビゲータ」の「ホスト」-「管理」の「セキュリティとユーザー」-「証明書」を開きます。
「新しい証明書のインポート」をクリックします。
「FQDN署名要求の生成」をクリックして要求を作成します。
「クリップボードにコピー」でコピーしテキストファイルとして任意のフォルダへ保存します。
XCA
上で作成したFQDN署名要求のファイルを元にSSL証明書を作成します。
「Certificate signing requests」を開きます。
「Import」ボタンをクリックし、要求ファイルを読み込ませます。
インポートした行を選択し、右クリックメニューの「Sign」を実行します。
「Template for the new certificate」を「[default]HTTPS_server」を選択し、「Apply all」をクリックします。
証明書の有効期限を変更するときは「Extensions」タブの「Time range」で指定します。
「Certificates」タブを開きます。
commonName が同じ名称の行を選択し、「Export」ボタンをクリックします。
保存先を指定して保存します。
ESXi
出力したファイルの内容を貼り付けて「インポート」ボタンをクリックします。
ブラウザを閉じて新しいホスト名でアクセスします。
問題なく設定できていればエラーにはならずに接続されます。
データストアの追加
仮想マシンの保存先としてデータストアを作成します。
「ナビゲータ」-「ストレージ」-「データストア」タブで「新しいデータストア」をクリックします。
「新しいMFS データストアの作成」を選択し、次へ進みます。
「名前」を入力し対象のデバイスを選択後、次へ進みます。
パーティションはデフォルトのまま、次へ進みます。
設定内容を確認し、完了します。
消去警告が表示されたら「はい」をクリックし進めます。
仮想マシンの作成/実行
ここまでで準備が整ったので仮想マシンを作成してゆきます。
ここでは Windows 10 をインストールしてみます。
ISOイメージのアップロード
ISOイメージのアップロード先にするストレージを選択し、データストアブラウザを開きます。
「アップロード」でISOイメージを選択し、アップロード完了するまで待ちます。
仮想マシンの作成
トップページの「仮想マシンの作成/登録」を実行し「新規仮想マシンの作成」を選択、次へ進みます。
名前、ゲストOSファミリ、ゲストOSのバージョンを選択し、次へ進みます。
仮想イメージの保存先とするデータストアを選択し、次へ進みます。
設定を確認し、必要があれば変更します。
CD/DVD に先ほどアップロードしたISOイメージを指定し次へ進みます。
最終確認をし完了します。
作成した仮想マシンを実行してWindowsをインストールします。
このとき、ブラウザ内で操作もできますが、VMRCをダウンロードしてインストールした方が扱いやすと思います。