お疲れ様です!前にデータ暗号化(TDE)をやってみましたが、データベースのバックアップを暗号化、暗号化されたバックアップの復元をやってみます。
目次
暗号化されたバックアップ
1. バックアップ画面を表示
対象のデータベースを右クリックしてバックアップ画面を表示します。
2. 全般 ページ
このページは通常通りに設定します。
3. メディア オプション ページ
「新しいメディアセットにバックアップし、すべての既存のバックアップセットを消去する」を選択します。こちらを選択しないと次のページで暗号化の設定が有効になりません。名称や説明は省略しても大丈夫です。
4. バックアップ オプション ページ
「バックアップを暗号化する」にチェックを入れて、アルゴリズム、証明書または非対称キーを指定します。入力したらOKをクリックしてバックアップを保存します。
ここで証明書または非対称キーに指定できるものは有効期限内のものが指定できます。期限切れのものは一覧に表示されません。
暗号化されたバックアップの復元
1. マスター キーを作成します。
復元先のサーバーでマスター キーの作成をしていないときは、マスター キーを作成しておく必要があります。
既に作成済の時は次の手順を実施してください。
USE master; GO CREATE MASTER KEY ENCRYPTION BY PASSWORD = 'マスターキーのパスワード'; GO
- 「マスターキーのパスワード」の部分を変更してください。
2. 秘密キー,公開キーを復元
バックアップ元のサーバーでバックアップ出力した証明書を復元先で復元します。
CREATE CERTIFICATE XXXXXXXXXX FROM FILE = 'C:\MSSQL\Cert\DB名.インスタンス名.cer' WITH PRIVATE KEY ( FILE = 'C:\MSSQL\Cert\DB名.インスタンス名.pvk' , DECRYPTION BY PASSWORD = 'ファイルへのパスワード' )
- 「XXXXXXXXXX」はインポート先で判別できる証明書の名称に変更してください。
- 「C:\MSSQL\Cert\DB名.インスタンス名.cer」を保存先に合わせて変更してください。
- 「C:\MSSQL\Cert\DB名.インスタンス名.pvk」を保存先に合わせて変更してください。
- 「ファイルへのパスワード」はバックアップ元で指定したものに変更してください。
3. データベースを復元
通常通りに設定して復元します。
2 をやっていないと、ソースを指定しても復元するバックアップセットが表示されません。